82円からスイング、そして資産の6割をエス・サイエンスへ
青汁王子(三崎優太さん)が室長になるというIRが出る前から、わたしはエス・サイエンスを82円台からちょくちょくスイングトレードしていました。一度は利確して"おいしい思い"もさせてもらった。でもその利確分をまるまるエス・サイエンスとメタプラに入れ直してしまい、気づけばNISA枠はギリギリプラス、特定口座はマイナス、という状態に。
そして2025年10月。「もうなんかすごそうだから」と、わたしは資産の6割をエス・サイエンスに入れていました。ポートフォリオが変なことになっていることは、自分でも分かっていました。
何に賭けていたのか。正直に言うと、三崎さんの"影響力"です。2025年2月、三崎さんが「売れるネット広告社」の大量保有を発信した直後、その株が4日連続ストップ高になったのを、株を始めたばかりのわたしは板を見ながら「すごい……」と眺めていました。今回は室長という立場。何かサプライズ的な動きをしてくれるんじゃないか——そう勝手に期待していました。
「灼熱の冬」への期待と、割高だと分かっていた財務
三崎さんはXで「灼熱の冬を待っててくれ」と、AIで作ったお金が降ってくる画像付きで何度もポストしていました。「灼熱の冬って何だろう?」とワクワクさせてもらっていました。ドバイの暗号資産取引所BTCCとの業務提携の動画が出たときは「来た!」「絶対上がる!」と思ったのに、次の月曜日は寄り付きから下落。全然読めない。
「話題に飛びつくだけじゃなく、企業のことを調べましょう」というコメントをたくさんいただいたので、調べました。AIに計算してもらった1株純資産は約20円。株価は、財務指標だけ見たら超割高。「市場の期待がゼロになったら20円になってもおかしくない」——それは分かっていた。分かっていたけれど、「こんなに話題の会社の期待がガクッと下がることは考えづらい」「テスラだって割高でも上がった」「長期は怖いけど、灼熱の冬に期待して挑戦したい」。今思えば、ぜんぶ"期待"の話でした。
「割高だと分かっている」と「割高でも買う」は、ぜんぜん違う。分かっていたのに、期待が勝った。これが"投資"ではなく"応援ベット"だったことに、このときはまだ気づいていませんでした。
過去最大の損切り、−60万円。理由は"現金が必要になったから"
2025年12月2日、緊急で動画を回しました。株式投資で過去最大の損失を出したからです。資産を増やしたくて始めた株で、むしろマイナス。
損切りの理由は、株価ではなく「現金が必要になったから」。10月はいろんな請求が一気に来る月で、税金、国民健康保険、さらに今年はふるさと納税を10月までに頼むとポイント付与される仕組みで10月に頼んだ分……それをまとめてクレジットカード払いにしていたので、11月末にドカッと請求が来る。加えて、「どうしてもこの値段でこの株が欲しい」という銘柄もあった。それで、エス・サイエンスを損切って現金を作ることになりました。
一時は含み益が100万円ほどになっていた株です。そのタイミングで一度でも利確していたら、状況はまったく違っていた。売るタイミングが違うだけで、プラス100万円になっていた可能性もあれば、今回のようにマイナス60万円にもなる。先輩投資家さんがコメントで教えてくれた言葉が刺さりました。「含み損は現実、でも含み益は利確しなかったら幻なんだよ」。本当にそうだなと思いました。
損切りした直後に、ストップ高
12月15日、エス・サイエンスがストップ高になりました。損切りしたばかりだったので、超ショック。でもNISA枠で買っていた分は残っていたので、ショックだけど嬉しい、という複雑な気持ち。発表されたのは3つ。①社名を「エスクリプトエナジー」に変更(2026年4月1日〜)、②ビットコインを約50億円分からさらに買い増して1,000BTCを目指す、③12月31日時点の株主に新株予約権を無料で発行(1株につき1枚。株価の半額で2.5株買える権利)。わたしは1,600株持っていたので、1,600枚の予約権で4,000株を手に入れられる計算。「来年3月から5月の行使までに資金を集めておきたい」と思いました。
それにしても、わたし、買うと下がるし、売ると上がるんですよ。上がるか下がるかの2択、確率は1/2のはずなのに(笑)。
「灼熱の冬」の正体と、そのあと
2026年1月13日、ついに「灼熱の冬」の正体が明らかに。三崎さんの会社とエス・サイエンスが業務提携して「電気代0円」を計画する電力関連事業、という発表でした。チャレンジが壮大で感激した反面、「業績が赤字続きの中で、電気代0円でどう業績を回復させるんだろう?」という疑問も正直ありました。新株予約権の権利は手に入れたけれど、PTSでは株価が下落。仕事の後にカメラを回しながら、「気持ちが疲れました」と言っていました。
そして2026年5月。メタプラネットの損切りを決めたのと同じ理由——ブームではなく、世の中の変化に投資する——で、エスクリプトエナジーも「公式のIRが出る6月まで様子を見て、それ以降に持っていることはよっぽどない」と決めました。
この失敗から学んだこと
エス・サイエンスの失敗から学んだこと
- 資金力と生活資金の余裕が、いちばんの防御。急に現金が必要になる場面は、急にやって来る。それがなければ"泣く泣く損切り"はしなくて済んだ
- 利確は正義。含み益は利確しなければ幻。100万円の含み益は、見ただけでは1円にもならなかった
- 1つの銘柄に資産の6割は、投資ではなく賭け。ポートフォリオが"変なこと"になっていると自分で分かっていた時点で、直すべきだった
- 影響力に賭けるのは、企業に投資することとは違う。「割高と分かっていて買う」のは期待であって分析ではない
- 損切り直後にストップ高は、あるある。売った後の値動きは、もう自分の成績ではない
でも、"幻"だったとはいえ、プラス100万円という数字を見られたことで、株式投資の面白さに改めて魅了されたのも本当です。もっと勉強して、もっと経験を積めば、その幻をいつか現実にできるかもしれない。今回の経験を無駄にしないように、勉強を続けます。
この記事のもとになった動画
よくある質問
エス・サイエンス(エスクリプトエナジー)ってどんな会社?
もともとニッケルや不動産などの事業をしていた会社で、2025年に元青汁王子・三崎優太さんが参入し、ビットコイン・トレジャリー事業を開始。2025年12月に社名変更(2026年4月からエスクリプトエナジー)、ビットコインの買い増し、株主への新株予約権の発行を発表しました。
結局、株は全部売ったの?
2025年12月に特定口座の分を損切り(−60万円)。NISA枠で買っていた分は残して、2026年5月の時点で「公式のIRを待ってから損切りする方針」に切り替えました。
この記事は銘柄を勧めているの?
いいえ。りさこ自身、動画の概要欄で「勧めているものではありません」と明記しています。自分のお金を動かすときは、自分で調べて自分で決断してください。
※ 価格・金額・出来事はそれぞれの動画撮影時点のものです。このページは個人の体験談であり、特定の銘柄・商品・会社の売買を勧めるものではありません。投資は自己責任でお願いします。